ケース⑤悪質な口コミを口コミサイトの削除申請フォームから削除した事例

  • ネット風評被害対応

事案の概要

今回ご相談いただいたのは、歯科クリニックの院長先生でした。
歯科クリニック専門の某口コミサイトに、次のような投稿が掲載されていました。

「うがいをするところが不潔。自動で流されるタイプではなく、掃除がされていない感じ。コロナ禍の中で問題だと思う」

この口コミを読めば、まるで診療ユニットのうがい鉢が不衛生であり、院内感染のリスクがあるかのような印象を受けてしまいます。

しかし、実際には、うがい鉢はコップを置くと自動排水される仕組みになっており、常に適切な清掃と衛生管理が行われていました。投稿内容は、明らかに事実と異なっていました。

弁護士による対応

そこで、弁護士が口コミサイトの削除申請フォームから、次のような趣旨の削除申請の依頼を行いました。

  • 口コミは、具体的事実を摘示して社会的評価を下げる内容である
  • 口コミの記載内容は客観的事実と異なる
  • したがって、名誉棄損に該当する可能性がある。

この申請から約1週間後、当該口コミはサイトから削除されました。

ポイントの解説

このように、口コミサイトによっては、削除申請フォームを利用し、口コミによって法的権利が侵害されたことを主張することで、裁判を行わずとも削除が認められる場合があります。

ただし、すべての口コミが削除できるわけではありません。特にGoogleマップの口コミは削除申請フォームからの削除が難しく、削除請求訴訟を提起しても、徹底的に争われる傾向にあります。
また、口コミ内容によっても、削除されやすいものとそうでないものがあり、法的な視点がなければ適切な見通しを立てることができません。

弁護士と顧問契約を結んでおけば、問題のある口コミが投稿された際に、状況に応じた適切な対応を迅速に検討することが可能です。
さらに、顧問弁護士の存在自体が投稿者への一定の抑止力となり、悪質な口コミの予防にも効果的です。

悪質な口コミでお困りの際は、ぜひ当事務所にご相談ください。

弁護士:石原明洋

この記事を書いた人

弁護士:石原明洋

神戸大学法科大学院卒。
病院法務に特化した外山法律事務所に所属して以来、医療過誤、労働紛争、未収金回収、口コミ削除、厚生局対応、M&A、倒産、相続問題など幅広い案件を担当。医療系資格を持つ弁護士として、医療機関向の法的支援と情報発信に尽力している。

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